オランダの秋は日本のように紅葉ではなく、ご覧のような黄葉がほとんです。
もう10度以下になるオランダの秋は空気が澄んでいて、天気が良い青空のもとではこの黄色が美しく空に映えて素晴らしい景色になります。ただそんな良い天気はあまりないのもこの時期のオランダですので、天気がよい週末には郊外の森へ出かけていくのがこの時期の楽しみ方でもあります。
今回はそんなオランダ各地の秋の情景をご案内しましょう。
アムステルダムから車で約40分ほど東南に走るとこのような光景が続く森が広がります。
@Lage Vuursche
そんな森のなかに小さなカフェやレストランが点在した村があります。特に観光地でもないので地元の人の週末の憩いの場のようですが、オランダの前女王もこの村にはいらしていたようで、左の建物はよく立ち寄られた有名なパンケーキ屋さんだそうです。村の周りには深い森が広がり、村の中も静かな時が流れます。地元の人たちはこの静かな森を散歩したり、自転車に乗ったり、カフェでおしゃべりをしたりと自然とともに過ごしているスタイルがほとんどです。
@Giethoorn
こちらは水郷の村とも呼ばれるヒートホールン村。運河に映る黄葉もきれいです。
ご覧のように運河が村を取り囲んでいるので、移動手段は車よりボートのほうが便利です。静かな秋の夕暮れですね、、、
とは最近いかないようです。と言うのもここは観光地、特に中国では絶大な人気を誇る観光地のようで、多くの団体が押し寄せて大変な騒ぎのようです(笑)
@Kasteel Groeneveld
ユトレヒトの郊外にあるお城の庭を家族連れが散歩しています。
日本のようにお店が出ているわけでもなく、遊園があるわけでもなく、どこかを目指して歩いているわけでもなく、
皆さんおしゃべりしながら楽しそうに散歩をしているようです。
@Kasteel Groeneveld
@Den Haag
こちらは現オランダ国王ご家族のお住い、オランダ語で Huis Ten Bosch =ハウステンボス=「森の家」 何処かで聞いたことがあるかと思いますが、オリジナルの意味はこの宮殿の名前です。オランダの政治の中心デンハーグにあります。
この「森の家」がある広大な森でも、家族連れが散歩やサイクリングとのんびり秋の陽を楽しんでいます。
@Leiden
街中の秋の表情です。日本とも縁の深いライデンの旧市街の秋の夕暮れです。
運河に浮かぶカフェに秋の夕方の長い光がさしています。ここでも皆さんゆっくりおしゃべりに花を咲かせているようです。
@Amsterdam
最後はアムステルダムの世界遺産、旧市街を取り囲む運河地域の秋の様子です。
日本のように目に鮮やかな紅葉とはいきませんが、淡い黄色が歴史ある建物と運河に相まって落ち着いた秋の情景を見せてくれます。
オランダの秋の楽しみ方は、身近な自然や街なかで、家族、友人、恋人たちと散歩したり、サイクリングしたり、カフェでお茶を飲んだり、ゆったりのんびり過ごしているようです。
日本のように紅葉見物で人でごった返すと言うようなこともないようです。