イタリア南東部アドリア海に面したプーリア州の小さな村々をご案内しましょう。
旅の起点は州都バーリから。
ローマから列車で約4時間の港町です。
【ポリニャーノ・ア・マーレ Polignano a mare】
ではまず最初にご案内する街は、この銅像で有名な、ポリニャーノ・ア・マーレ。
何がこの銅像有名?と私も思いましたが、あの名曲(昔々の名曲ですが)
「ボラーレ」を作曲した、ドメニコ・モドゥーニョ の出身地だからの様です。
アドリア海に面した街は崖のように高台になっていて、美しい海を見下ろす事ができます。
ガイドブックにはほぼ載っていない、知る人ぞしる隠れた名観光スポットです
この街最大の魅力は海の美しさ!真っ青なアドリア海と崖にそびえ立つ建物、
そしてこの複雑な入り江は他では見られない景色です
旧市街の街の中心の広場はこんな感じです。
ここに日本で一時有名になった場所があります。
右側の塔のある教会で、宇多田ヒカルさんがイタリア人男性と挙式をあげました。
【オストゥーニ Ostuni】
プーリア州の大地は、北イタリアの山並みの景観と異なり、平原が続きます。
どこまでも続くような大地に忽然と姿を現す丘の上の白い要塞
下から見上げると思わず感嘆の声がでます。白い城砦に圧倒されます。
街中は狭い道が入り組んでいて、迷宮に迷い込んだ様です。
真っ白なオストゥーニの旧市街の小路を歩いていると、方向感覚がわからなくなりそうでした。
【チステルニーノ Cisternino】
「チステルニーノ」は、南イタリア・プーリア州ブリンディジ県にある小さな町。
州中部のイトリア谷に面し、標高393メートルと丘の上にあります。
旧市街の中心広場「ヴィットリオ・エマヌエーレ3世広場」。別名“時計塔の広場”と呼ばれ、この町のシンボルです。
周辺にはカフェやレストランがあり、夜遅くまで賑わっています。
城壁に囲まれた旧市街は、細い路地と急勾配の階段がどこまでも続く迷路のような空間。
おとぎの国に迷い込んだ感覚に陥ります
【マルティナ・フランカ Martina Franca】
イトリア谷(Valle d’Itria)と呼ばれるプーリア州中部の丘陵地帯の中で最も大きな町。
歴史的市街区(centro storico)は今も残るバロック建築群が有名です。
旧市外の入り口のサンステファノ門
町の中心、見事なバロック様式のサン・マルティーノ聖堂が後ろに見えます。
【ロコロトンド Locorotondo】
町は「イトリア谷」とよばれるプーリア州中部の窪地を囲む小高い丘の上にあります。
街の名前「ロコロトンド(まるい場所)」は、旧市街は聖母教会を中心に白い建物がまるく広がり、
上空からみるとリングのような円形をしているところから、名付けられた様です。
この旧市街は2001年に「イタリアの美しい村百選」に、
2010年にはイタリアツーリングクラブから「南イタリアの美しい村」上位10村のひとつに選ばれました。
手入れが行き届いた旧市街は、訪れる人を可愛らしい世界へと魅了します。
バルコニーや白壁には赤、黄、紫など色とりどりの花がきれいに飾られています。
旧市街はレストランも多く、細い路地にテーブルと椅子を並べればテラス席がすぐに完成します。
いかがでしたか、プーリア州の小さな村々。ご存知の村はありましたか。
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